SHIPS 銀座店 <MEN>

2014 01 Jun

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』

 

こんにちは、シップス銀座店の栗田です。

 

1960年代のニューヨークを舞台に、

うだつの上がらないミュージシャンを

コーエン兄弟ならではの視点で

描いた映画が公開となった。


『 INSIDE LLEWYN DAVIS 』とは

主人公が出したアルバムの名前である。

また、劇中でネコを抱えて地下鉄に乗り、

ニューヨークの街をさまよい歩くシーンがある。

 

知人から預かったこのネコが

失ってはいけないモノ、

大切にしなくてはならないモノの

象徴としてこの物語の重要な意味を持つ。


 

当時、まだ目新しかったフォークを歌い

ライブハウスで活動するものの

レコードの売上は鳴かず飛ばず、

レコード会社からはギャラを受取れず仕舞いだ。

手を出した女からは

「将来のこと考えてるの?」と詰め寄られ、

What are you doing

自分を見つめ直す為に出た旅先の

公衆便所の落書きが彼の目に留まる。

彼はどちらの問いにも答えられないでいた…。


 

二十代の初め頃、服ばかり買っていて

金が無くなり家賃は滞り

ガスも電気も止ってしまい

真冬にもかかわらず冷水のシャワーで

体を洗っていた頃の自分を

主人公にダブらせずにはいられなかった。

あの頃のボクも心のインサイドでは

ネコを抱きかかえながら答えを探して

銀座の街をさまよっていたなぁ。

 

その答えは風に吹かれている…。

ニューヨークと音楽とネコを愛する

すべての人に捧げる名作です。

また次の日曜日にお会いしましょう。

with a sunny smile!