SHIPS 銀座店 <MEN>

2014 07 Dec

『LIVE DE X'MAS 25th』

 

 

こんにちは、シップス銀座店の栗田です。

 

「FUJI ROCKでもね17年ですから。」

会場がドッと沸いた。

つかみはOKだ。

 

LIVE DE X'MASが

今年で25周年を迎えた。

 


 

SINCE 1989とある。

 

当時の官房長官、小渕恵三が

『平成』と書かれた額を掲げ

『昭和』と別れを告げたのがその年だ。

 

24時間たたかえますか?

君の瞳に恋してる

NO!といえる日本

吉本ばなな

プリンセス・プリンセス

 

眩いばかりにひかり輝く

バブルの泡が大きく膨らみ、

そして一瞬にして弾けて消えた。

 


 

あれから25年が経った。

 

LIVE DE X'MASは消えるどころか、

多くの仲間の共感を呼び

参加するバンドが増え続けた。

 

代官山のライブハウス『The ROOM』の

150名ほどのキャパのハコが

バンドごとの客の入れ替えを合わせれば

500を超える人であふれかえる。

 

そして彼は今年も

そのステージに立っていた。

 


 

規模が大きくなればなるほど

人が増えれば増えるほど

当初の思いは薄れがちになる。

運営だって楽じゃない。

 

スケジュール調整やチケット、

更に今年は25周年の

記念TEEシャツが作成されたのだ。

 

「みんなをまとめるのって結構大変よ。」

とは彼は口にしない。

観客、メンバー、そして共にバンドを

組んできた亡き友へ感謝を述べて

またベースの弦を弾いた。

 


 

ボクだったら絶対

「すげー大変だけど、

みんなの為に頑張ってるんだぜ」

ってなる。

だってわずか4、5人の忘年会の

幹事をやっただけでテンパったもん。

 

だから思わずメールして

聞いちゃったんだ。

「原さんにとって、

このLIVE DE X'MASって

何なんですか?」ってさ。

 

待つことしばし。

 


 

テレビのスピーカーからは

図らずも1989年の

美空ひばりのヒットナンバー

「川の流れのように」が

聴こえてきた。

 

♪でこぼこ道や

曲がりくねった道

地図さえ無い

それもまた人生~♪

 


 

頂いた返信にはこう書いてあった。

 

「単純に季節の風物詩だよ。

昨日も家を出るときに、

もうそんな季節なのね、

と嫁に言われたし。」

 


 

このライブが終わると、

東京に冬がやって来る。

 

まさに冬の風物詩。

 

また次の日曜日にお会いしましょう。

with a sunny smile!