SHIPS 京都店 <MEN>

2016 20 Oct

ショップスタッフの徒全日記11 「アイデンティティ」について。

こんにちは。 京都店ドレスフロアー担当の今井です。 今日は前回ブログでお話したオーダージャケットが出来上がりましたのでお披露目を。   と、その前にちょっとアイデンティティについて。 アイデンティティ(identity)とは、 広義には、「あるものがそれとして存在すること」「同一性」「一致」を意味しますが、 昨今では、「個性」や「独自性」といった表現でよく使われています。   ファションの世界では格好よく個性を表現するということが大事でして、 まさに「アイデンティティ」という表現がぴったりくるんですよね。 その人らしさを感じれる服や着こなし。 とてもいいですよね。   着こなしや、選ぶブランド、アイテムで個性を表現するのがファッションですが、 個性を突き詰めていくと、それはオーダーメードだと思うんです。 スーツやジャケットならそれが可能なんですよね。 好きな生地を選んで、自分のジャストサイズの服を作る。 やはり、究極のおしゃれじゃないでしょうか。   では、当店スタッフがオーダーしたお気に入りの1着を。 IMG_0941
  スタッフ西本くん。 彼らしく鮮やかなドーメル社のコーデュロイ、3ピース。 こんなスーツ、そうそう既製品じゃないですよね。 選んだボタンの色やコーディネートに彼らしさが。 うん、西本くんらしい。   そしてお次は、中道店長。 IMG_0954
  シックでありながらも、かなり主張のある3ピースのスーツ。 イタリアを感じる西本くんに対して、中道店長はブリティシュ。 でもただのブリティシュテイストだけでなく、どこかに「モダン」を感じる。 そこの生地チョイスに彼らしさが垣間見れる。 やはり、中道店長らしいですね。   そして、この秋に私がオーダーしたジャケットをご紹介してみましょう。 前回のブログでは生地だけのご紹介でしたが、 その生地から出来上がったものがこちら。   IMG_0924IMG_0925
  ワオッ、どちらともかなりのインパクト大な仕上がりですね!   ではオーダーの醍醐味、ディテールをチェックしてみましょう。 ます、大きな千鳥格子のジャガードジャケットから。 IMG_0933
  この生地はシングルにして、チェンジポケットを付けてみました。 ご覧の通り生地のお陰で目立たない。 そんなところを狙ってみました。狙い通り。 シルバーのメタルボタンもいい感じに。 IMG_0932
秋冬の生地ですが、軽量化を考えて裏地なし。 背中の上にのみ裏地が着く、大身返し仕様にして白い裏地を着けてみました。 重たい印象の生地なのでさが出ました。 IMG_0930
生地はイタリアのザニエリ社のもので、誇らしく「JUNICHI」と入っております。 コーディネートはこんな感じに。 IMG_0948
はい、とても嬉そうですね。   では続きまして、ダブルのジャケットの方を。 IMG_0929
こちらは、ゴールドのメタルボタンを付けました。 チェックのブラウンの格子との相性がよろしいようで。IMG_0928
裏地は同じく背抜きで、渋~いパープルにしてさらに個性を出してみました。 IMG_0927
こちらの生地はイタリアのアンジェリコ社。 同じく誇らしげにゴールドで「JUNICHI」と入っております。。 コーディネートはこちら。 green_jk
お上品にまとめて見ました。   どちらのジャケットも私をよく知る顧客様からは「らしいね」というお言葉を頂戴しました。 ありがたい限りです。 大人になればなるほど、「このらしね」、という言葉は おしゃれの年輪を重ねてきた上で、とても響いてきます。 ということで「アイデンティティを楽しむ」、いかがでしたか?   では、また皆様のご来店お待ちしております。 今井