SHIPS なんばパークス店
2023
08
Apr
Part2 ナポリのシャツ屋「Salvatore Piccolo」と今村バイヤーのバイイング記 ~ベレ兄さんの徒然日記~
いつも忙しくさせてもらっています、
SHIPS なんばパークス店の今井です。
ではPart1の続きをご覧下さい。
今村バイヤー:
では今回入荷しているモデルの説明をさせてもらいます。
大きく2つのモデルを展開していまして、
まずオックスフォードのボタンダウンですが、

これは別注ではないんですが彼の代表的なモデルで、
出来上がったアイコニックな品番。
今井:
確かに襟先の雰囲気はブルックスのシャツによく似てるね!

(↑一見普通のオックスのボタンダウンと思いきや職人の手縫いの技あり)

品番 : 111-13-5714
¥35,970(inc. tax)
今村バイヤー:
はい、
彼はイタリア人ですが、

品番 : 111-13-5714
¥35,970(inc. tax)
ヴィンテージバイクや古着も好きでとても味わいのある、

彼との繋がりを再びスタートするにあたりまずは、

品番 : 111-13-5732
¥35,970(inc. tax)
今井:
こういう相手へのリスペクトって大切やよね。
今村バイヤー:
そうなんです!
そして今回はPiccolo定番のオックスに加えて、
こちらはSHIPS別注でジャパンファブリックのヘビーオックスを採用、

品番 : 111-13-5715
¥35,970(inc. tax)
こちらも洗いを掛けて綺麗過ぎないところを目指し仕上げを行ってもらいました。

彼は日本の素材が結構好きなようで、
コレクションの何割かは日本の素材が毎回入っています。

今井:
へー、
なるほど〜、
イタリアでも日本製の素材が人気っていうのはよく聞く話やもんね。

この生地は一見リネンっぽいけどコットンっていうところがいいね!
色気を感じる!

今村バイヤー:
はい!
そーなんです。
そしてもうひとつのSHIPS別注はウエスタンシャツを。

カジュアルでラフに着用出来るウエスタンシャツという物は
シーズ ンを追うごとに市民権を得てきていますが、
手縫いの技を駆使して襟はドレスの襟を付ける、

品番 : 111-13-5716
¥35,970(inc. tax)
そしてキーパー付きというスーツやジャケ ットに相性の良い、
Salvatore Piccoloでしか出来ない特別なウエスタンを作りたいと彼と顔 を突き合わし、

今まではリモートやメールでしか仕事が出来なかったのですが、

彼からのアドバイスやエッセンスも加え、

品番 : 111-13-5717
¥35,970(inc. tax)

他にはないウエスタンシャツが完成。
とても良い満足いく仕上がりになりました。

今井:
凄いねー!

品番 : 111-13-5718
¥35,970(inc. tax)
まずウエスタンシャツのルーツである、
アメリカでシャツの手縫いという概念がない。

それをナポリのシャツ屋さんが手縫いのウエスタンシャツを作ってみたら、、、

(↑ウエスタンシャツなのに高級シャツの仕様である袖付けの切り替えあり)
っていう発想がおもしろい!
さすがっ!

今村バイヤー:
でしょー 笑
今井:
ではせっかくなのでバイヤーからPiccoloの今シーズンらしい着こなしの指南をお願いします!
今村バイヤー:
はい、
軽さを出すボタンダウンのボタンを外してタイドアップは誰でも思い付くスタイルと思いますが、

夏場はボタンダウンシャツをキャンプカラーやオープンカラーのように襟 出しで使うっていう、

70年代を彷彿とさせるコロニアルな要素も混ぜ込み着用するのが僕的に最旬です!

今井:
なるほど、
このPiccoloのボタンダウンシャツ、
確かにイタリアのシャツっぽく第2ボタンが下にあるから開いた感じが綺麗に見えるよね!

今村バイヤー:
はい、
そこもイタリア人の計算が入ってます 笑

あとは薄手のニットのインナーで袖を捲ったり、
ジャケットやレザーのインナーに取り入れたりする事でとても新鮮 味が出ます。

勿論コットンやリネンのジャケット、スーツにも良いですね!
今井:
ありがとうございます!
ぜひ皆さんもスタリングに取り入れてみて下さい。
では最後にいきなりですが今村バイヤーの「バイイングとは」
を聞かせて下さい 笑
今村バイヤー:
はい 笑
ここ最近僕が大切にしているのは誰とやるか。
やはり物作りをしていく過程で信頼感もそうですが、
「仕上がった時の高揚感」、
「心が通じる人」との仕事はこれが絶対に違います!!
この時振り返るとそういう事を改めて気付かされた実りの多いバイイングの旅でした。
次の23年秋冬でも彼と別注を一緒に作っておりますので、
楽しみにしててください!
今井:
わかりました!
来シーズンも楽しみ過ぎますね!
今村バイヤー忙しい中、ありがとうございました。
皆さんバイヤーの話を聞いてどうでしたか?
ビジネスであっても国籍を越えて人としての繋がりって大切なんだなと思いました。
今回はひとつのブランドの仕入れを通してバイヤーのリアルなバイイングの様子をお伝えさせていただきました。
「バイヤーの想い」伝わりましたでしょうか?
ではまたのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。

SHIPS なんばパークス店 ベレ兄