SHIPS なんばパークス店
2024
05
Apr
「カントリーを都会的に」なジャケットが完成 ~ベレ兄さんの徒然日記~
いつも忙しくさせてもらっています、
なんばパークス店の今井です。
今日は先日オーダーしたジャケットが仕仕上がりましたので、
毎度のお披露目でございます。
わたしのオーダーをサンプルにイメージの膨らせ方から生地や付属品の選び方、
ディテールからサイズの感覚に至るまで。
そして何より「オーダーは楽しい!」
そういうのが伝わればいいなと思い、
今回もご紹介させていただきます。
選んた生地はこちらでした。

「KYNOCH」(カイノック)のサマーツイード、
テーマは「カントリーを都会的に」
生地はカントリー、
シルエットやディテールは都会的、
そんなイメージでした。
そして偶然商品部の信長くんがこちらのオーダーの工場へ視察に行った際、
わたしのジャケットがちょうど眼の前で制作中とのことで写真を撮ってくれてました。

芯を据えていくところでしょうか。
出来上がる前の我が子が見れて感動しました。
工房の皆さんが一生懸命作ってましたよ!
とのことでした。
そして出来上がったのがこちら。

いいですね〜。
スリーパッチが可愛くていい感じ。
ウール52%コットン48%の割合。

ワイドなビークドラペル。
衿広な感じがイメージ通りの仕上がり。

2つボタンのピークドにすることでモダンな雰囲気に。
ダブルの形とシングルの形をミックスしたような、
そんな感覚でしょうか。

袖口は本開きの仕様でボタンはヴィンテージ感のある、
飴色のプラスチックボダン。
イメージ通りで生地ととてもマッチしてました。

基本見えない袖裏は赤のストライプに。

背裏は優しいアイボリーで。
大見返し仕様なので裏地の分量は少ないですけどね。

「Scotland」の文字が誇らしい。
そして!

ネームには愛娘の名前「Tenten」が入ってます!

あーーかわいい〜〜〜
親バカですいません!

この生地の端切れから全体のイメージを想像するのでオーダーは難しくもあり、
ギャンブルのような楽しさもあるのがいいところ。
今回も想像通りバッチグーでした。

ということで早速コーディネートしてみましたのでご覧ください。
初おろしはベタですが白パンコーデから。
因みにこの白パンもセットアップとしてオーダーで作ったもの。

何本か白パンは持ってるんですが、
より英国な雰囲気を出すのに純白系の白をもってきました。

オーダーで作ったデニムのピンホールカラーのシャツに、
またまたオーダーで作ったギンガム風のチェックのベストで英国風大阪人流こってりコーデ。
(ややこしな、、、)
一応ネクタイは引き算?!で、
シンプルなイタリアの「Nicky」コットンシルク、
少し褪せたような風合いのネイビードット柄で質感合わせをしました。

靴はこの場合、
自分の中でスエード一択かなーと。
これまたオーダーで作った「ポルペッタ」の内羽根。
余談ですが、
この靴もオーダーということで型や生地選びが出来たんで、
初めは白いサイドゴアブーツを作ろうと思ったんですが、
妻からのアドバイスで
「あんたたくさん白の靴あるやん!」
「シンプルな茶のスエード持ってへんから作っとき!」
って言われて素直にアドバイスを受けいれて作った経緯があります。
結果シンプルなんで引き算的なアイテムですが、
クセ強コーデの時など意外と良く履いてます。
さすがわたしの妻を25年やってるだけのことはありました 笑

今回のジャケットをオーダーするにあたって、
何点かポイントがあったんですが、
前の生地選びブログにもあったように、
補正をたくさん入れました。

なで肩補正、
屈伸補正(猫背補正)、
前肩補正。
英国のサマーツィードを選んだのでテイスト的に、
ザ英国的な古臭さにならないよう、
アンコンベースのソフトなジャケットを目指しました。
アンコンは半毛芯ゆえに柔らかいので既製品だと体型のクセが出てしまいがちでしたが、
上記の補正のおかげでシワが出ること無く、
スマートに着ることができました。
そこもさすがオーダーならでは。

目付けはそこそこある生地でしたが、
半毛芯なのでとっても軽い!

どやっ!
ということで今回もいいジャケットが出来ました。
コーディネートいっぱい楽しみたいと思います。
ぜひ皆さんもオーダー楽しんでください!
ではまたのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。

なんばパークス店 ベレ兄