SHIPS なんばパークス店
2021
06
Aug
わたしの夏休み登山日記 滋賀県比良山系縦走登山編 〜ショップスタッフの徒然日記〜
いつも忙しくさせてもらっています。
なんばパークス店の今井です。
夏休みということで
7月某日の話ですが
滋賀県の比良山系を縦走登山して来ました。
比良山ってご存知でしょうか?
関西の方ならスキー場がある「びわ湖バレイ」と聞くと、
ああ、、、となると思います。
琵琶湖を県庁所在地の大津から見ると左側、
JR湖西線の方です。
滋賀でも湖西の方はとても静かでのんびりしていて個人的には好きなところです。
今回の登山はその湖西に横たわる山脈を端から端まで一泊二日かけて歩いて来ました。
先ずはスタート地点まで自宅の大阪からJRに乗って琵琶湖大橋がある堅田駅下車、
そこから鯖街道沿いにある登山口の花折峠までバスで向かいました。

(街道沿いの里山の風景)
因みに鯖街道は1200年以上昔から福井の小浜から京都までの物流の道として使われていた道で
主に鯖を京都まで運んでいたことからこの名がついたそうです。
ではその花折峠からスタート、
最初のピーク権現山を目指して登り始めます。
しかしとんでもない急な登りにスタート早々心折れそうになります。
でも汗だくで登りきると絶景がお出迎え!

目の前のドンっと琵琶湖が一望出来るじゃないですか。

ここまでの疲れも吹っ飛ぶ景色が広がっていました。


ここからは眼下に琵琶湖を眺めながら木がない笹の原を進みます。


そして蓬莱山の山頂へ。

この蓬莱山こそスキー場「びわ湖バレイ」のゲレンデトップです。

ここまではロープウェイとリフトでお気軽に絶景を見に行くことが出来るんです。
わたしは汗だくになって山を登って来たのに観光客の皆さんは風に吹かれて涼しげです 笑

行かれたことがある方もいらっしゃるのではと思いますが
びわ湖バレイのロープウェイ駅の横にとってもSNS映えする「琵琶湖テラス」があります。
アートな空間と絶景のコラボレーションはお見事です。

とっても涼しげでしょ!

ここはぜひデートコースとしてもオススメです。

写真でわかるでしょうか、
パラグライダーもされていました。
気持ち良さそうです。

映えますね〜〜
ここは汗だくにならなくても来れますので 笑
ここからまた樹林帯を抜けひたすら尾根道を歩きます。


ここからはいくつかのピークと峠を越えて、


(めちゃめちゃ疲れてます 笑)

(金糞峠、、、ユニークな名前の峠です 笑)

(金糞峠からの眺め)


(北比良峠からの琵琶湖 手間に沖島、奥に近江八幡の町が見えます)
この北比良峠に幕営する人もたくさんいましたが、
わたしは少し先の八雲ヶ原で幕営することにします。

ここは八雲湿原と言われる場所で池があり、
綺麗な水にしかいないと言われるイモリもたくさんいます。

(可愛い過ぎて家に連れて帰りたいくらい 笑)
八雲ヶ原はテントを張るのに適した平地があり
とても穏やかな場所なのでわたしのお気に入りのスポットです。

実はここも十数年前は比良スキー場という名前のスキー場がありました。
今は人工物はほとんど片付けられてゆっくりと自然の姿を取り戻しつつあります。

思いの外よいペースで歩けたので予定より早く到着しました。
テントを建ててお昼寝。。。

夕方になって凍らして来たビールをプシュ!
何がってこれが楽しみ!!
お疲れ様でした〜!!

の乾杯をひとりで行いましてスナックをあてにちびちび、

からのバーボンも持って来てましてさらにオイルサーディンの缶詰をあてにちびちび。

(まだ妻には購入した事をナイショにしてるサロモンのシューズと。。。)
はい、
それはそれは至福の時間でございます。

この日は疲れていたのか7時頃に晩ご飯も食べずに寝てしまい、
9時頃にお腹が空いて目が覚めたので
持って来たレトルトのカレーを作って食べ、
またすぐに寝てしまいました 笑

(雑っ、、、片付けが楽なようにお皿にラップは張っています)
二日目
朝4時起床。
出来るだけ早朝の涼しい時間帯に歩きたいということで早起きしました。
鳥の囀りを聞きながら朝食を取って準備しテント撤収して6時半スタート。
本日のハイライト比良山系最高峰の武奈ヶ岳を目指します。

まだ涼しいということで好調に歩けて早々に武奈ヶ岳の山頂に到着。

またここからの眺めが絶景です。

朝日に照らされた琵琶湖がめちゃくちゃ綺麗!!

昨日歩いて来たびわ湖バレイから日本海まで!

360度見渡すことが出来る素晴らしいピークです。
ここには何度来ても素晴らしい山頂です。

ここからまた樹林帯に突入しまして、
ブナの森の中をヒグラシの鳴き声を聞きながらどんどん歩き進めます。

釣瓶岳、地蔵山とピークを踏みながら、

比良縦走最後のピーク蛇谷ヶ峰に到着。

またここからの眺めも素晴らしく、
奥琵琶湖を一望。


ここまで来れた達成感と絶景を目前にして暫し山頂で琵琶湖をぼーっと眺めておりました。

ここから下山となり麓にある朽木温泉てんくうの湯でゴール!

無事に比良山系を端から端まで歩き通せました。
ひとっ風呂浴びて汗を流し帰宅の途に。
この日はコースタイム8時間のところを4時間半で踏破。
前日も8時間のコースタイムを5時で歩いていまして
かなりのスピードハイキングでした。
しかもテント泊装備を背負ってということでなかなか過酷な山旅でして、
ふだん51kg前後の体重がお風呂の体重計に乗ると47kg台に、、、
今回の一泊二日でなんと体重3kgほど減っていました 笑
このテントを担いで登って山で過ごす遊び、
背中に衣食住酒すべてを背負って歩くのでもちろん重たくしんどいですが
山の中でお酒を飲みご飯を食べ寝る。
夕日を見て星空を見て朝日を見る。
自然と一体になった感覚が味わえ
そして素晴らしい景色を目にして達成感を味わう。
登っているときは辛く精神修行なんですが、
下山してしまえば辛かったことは忘れてまた登りたくなる。
自分でも不思議ですね。
今回はこの絶景を皆さんにも見ていただけたらと
レポート形式でお届け致しました。
また店頭でお山の話が出来るのを楽しみにしております。
本日はご来店ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

なんばパークス 今井
追記
当店で登山部が出来ました。
先に部員の岩越がブログ記事を書いておりますが、
また活動日記をなんばパークスのブログでお伝えしていこうと思います。
彼女たちもコロナ禍で自然と触れ合いたいという気持ちが芽生えたようです。
今後とも宜しくお願い致します!