SHIPS なんばパークス店

2025 11 Mar

「Valditaro」のブレザーと共に青いまま進む。〜ベレ兄さんの徒然日記〜

いつも忙しくさせてもらっています、

 
なんばパークス店の今井です。
 
 
 
 
「青いまま進む。」
 
と、
 
SHIPSは宣言しました。
 
 
このブログでもちょくちょくお話させてもらっていますが、
 
SHIPSはおかげさまで今年50周年を迎えました。
 
そして3月7日から50周年の記念モデルの発売を開始しております。
 
SHIPSの歴史を繋ぐ、
 
バイヤーの想いを乗せた商品が数多く発表されました。
 
この1年間を通して記念モデルが随時店頭に並びますので、
 
今後とも楽しみにしてて下さい。
 
 
ひとまずなんばパークス店に50周年記念モデルの「Valditaro」の紺ブレが入ってきました。
 
 
117-00-0261
¥189,200(inc. tax)
 
 
117-00-0263
¥189,200(inc. tax)
 
 
シングル2つボタンとダブルの4つボタンの2型。
 
このブレザーには元から50周年を記念して作成した特注エンブレムと、
 
 
119-03-0011
¥19,800 (inc. tax)
 
 
同じく記念して作成したメタルボタンがすでに装着済み。
 
 
119-03-0012
¥9,900 (inc. tax)
 
 
アメリカで作った特注のボタンをイタリア製のジャケットに付けている、
 
だから凄いオーラを放つブレザー。
 
それは50年の重みと想いが詰まっているから。
 
 
 
この「Valditato」というブランド、
 
SHIPSとは切っても切れない縁がありまして、
 
かれこれ30年近くのお付き合いで、
 
今までも周年があるたびに「Valditaro」で作成した記念モデルを発売してきました。
 
SHIPSが誕生してからの50年の間でも様々なトレンドがあり、
 
その中で90年代後半はイタリアンファッションが注目されていました。
 
そうです、
 
クラシコイタリアブーム。
 
とても懐かしい、
 
お洒落な紳士はクラシコイタリアに夢中でした。
 
イタリアのお仕立て文化やテクニックへの憧れ、
 
その小賢しいほどの癖が強いディテール。
 
華美で男の色気を前面に押し出した、
 
まさにピーコックのようなスタイリングが日本のドレスファッションシーンを席巻していました。
 
 
 
 
そんな時代背景もあって、
 
アメリカのベーシックスタイルを基本とするSHIPSも、
 
90年代はSHIPSらしいイタリアンの提案を模索していたのでした。
 
そこで当時のバイヤーが1995年あたりのイタリアピッティで初出展していた「Valditaro」と出会い、
 
即買い付けが始まったことで、
 
別注などの取り組みを経てブランドと深い繋がりができ、
 
その後、
 
SHIPSのエクスクルーシブブランドになったのでした。
 
 
 
 
「SHIPSから見たイタリア」をとても上手く表現してくれるブランドだったんです。
 
シンプルで飾らない気取らない。
 
でも仕立てが良いから長く着れる。
 
それでいて最高の素材とイタリアの職人技が魅せるエレガント。
 
そしてほんのりアメリカの空気に通ずるスタンダードなディテール。
 
まさにそのスタイルは、
 
いま50周年を迎えるSHIPSが提唱する「最高の普通」、
 
この言葉が表すものを、
 
すでにこの時代から受け継がれているんだと改めてて思い返したのでした。
 
 
 
 
そしてなにを隠そうこの「Valditaro」のファクリーはイタリア・パルマの名門「CARUSO」社。
 
 
 
 
「CARUSO」は今でこそ、
 
様々なセレクトショップが買い付けする、
 
世界中で人気が高いファクトリーブランド。
 
当時はそのファクトリー名をオープンにせず敢えて隠してたように思います。
 
SHIPSは「この商品のファクトリーは〇〇だから」
 
みたいなのをとても嫌っていました。
 
物の本質を見て買ってもらいたい、
 
そういう奥ゆかしさがSHIPSでした。
 
若かりし頃の思い出、
 
今でこそ普通のことですが接客でファクトリーの名前を出して接客していたところ、
 
終わったあとに店長に怒られた思い出があります。
 
敢えて語らないという美学。
 
 
 
そしてわたしも25年以上前ですが、
 
「Valditaro」の紺のブレザーを買いました。
 
その当時の生地と今回のブレザーの生地感がとても近かったんです。
 
今村バイヤーは当然その当時の生地は知らない世代ですが、
 
数百ある生地の中から偶然その生地を選んでいた事に驚きました。
 
知らず知らずに受け継がれる感性。
 
「Valditaro」も変わっていなければ、
 
SHIPSも変わっていない。
 
嬉しかったです。
 
 
 
せっかく作った50周年の記念モデル、
 
たくさんの方に見てもらいたくウィンドディスプレイに飾ることにしました。
 
今のSHIPS、
 
そしてわたしの感性でコーディネートを組みました。
 
 
そのコーディネートがこちら。
 
 
 
 
SHIPSを象徴するネイビートーンのコーディネート。
 
 
 
 
 
自分で組み立てて、
 
めちゃくちゃ格好いい!
 
とてもテンションが上がりました。
 
 
 
 
インナーにはシャンブレー素材のワイドスプレッドのドレスシャツ。
 
 
TIE 118-20-0235
¥18,700(inc.tax)
 
 
これに挿したネクタイは「Stefano Cau」別注のプリントタイ。
 
とても緩急を感じる配色が完成。
 
 
 
 
昔からSHIPSといえばシャンブレーやデニムのシャツ。
 
アイビーを知る古くからのお客さまにはそのイメージがあるんじゃないでしょうか。
 
 
 
 
そのエッセンスをこのコーディネートに織り交ぜました。
 
そして今のSHIPSを象徴するネクタイ、
 
「Stefano Cau」が50周年記念ブレザーに良い味付けをしてくれました。
 
そして合わせたパンツはフランスのブランド「Bernard Zins」の新作。
 
 
113-17-0181
¥78,100(inc. tax)
 
 
昔から変わらないワイドなシルエット、
 
フレンチの空気漂うネイビーにブラックというジャガードチェックの生地がとってもエレガント。
 
 
 
 
最後足元を飾るのが「ALDEN」のワンピースカーフスリップオン。
 
アメリカ靴なのに不思議とヨーロッパのアイテムとバランスが取れてしまう佇まい。
 
 
115-13-0870
¥165,000(inc. tax)
 
 
まるでルームシューズようなエレガントさが魅力の靴です。
 
そこがきっと「ALDEN」がヨーロッパでも支持されている理由なんでしょうね。
 
 
 
 
ということで、
 
無事にウィンドディスプレイに飾ることが出来ました。
 
自画自賛で恐縮ですが、
 
イタリアとフランス、
 
そしてアメリカと日本が織りなすハーモニー。
 
 
 
 
いやー、
 
めちゃくちゃ格好いい。
 
やっぱりSHIPSっていいな。
 
 
 
またホームページに50周年記念モデルのサイトをご用意しておりますので、
 
ぜひお買い物の参考にしてください。
 
 
 
ではまたのご来店お待ちしております。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
なんばパークス店 ベレ兄