SHIPS なんばパークス店
2020
20
Jul
ショップスタッフの徒然日記〜さよなら思い出のカジガジ〜
いつも忙しくさせてもらっています。
なんばパークス店の今井です。
数日前にツイッターを見ていたら、
雑誌カジカジが休刊するというニュースが目に入りました。
関西圏以外の方にはあまり馴染みがないかもですが、
ローカル色の強い関西発信のファッション雑誌でして、
ついに26年間の歴史に終止符を打つそうです。
なんか、
このニュース見たとき、
なんともいえない感慨深い思いが
込み上げてきました。
自分がこの会社に入社した少し後に創刊されたんですが、
その当時は数ある全国紙のなかで、
関西ローカルに特化していて、
身近でリアルな情報を提供してくれる
今までにない、
とても新鮮な雑誌でした。
この雑誌のスタートのベースは
心斎橋のアメリカ村のファッション文化で
このアメリカ村、
26年前は弊社も入っていたビッグステップが出来た頃で、
古着屋から大手セレクトショップから
個人経営のコアなセレクトショップ、
そしてレコード屋、
夜よくお世話になったクラブ、
お洒落カフェ、
カレーにたこ焼き、
キタナシュラン的めし屋さん、
ファッションそして音楽、食、夜遊びと
さまざまな文化の震源地的スポットでありました。
このアメリカ村の今を
伝えてくれていたのがカジカジでした。
カジカジが楽しかったのは、
物、事、だけでなく、
大手雑誌にはなかった、
人、
人を大きくクローズアップしていたのが、
凄くよかったですね。
カジカジ見て、
この店員さんに会いに行ってみたいな、
的な。
そして時代と共にお洒落な場所は広がっていき、
南船場が盛り上がり、
そして次に南堀江にショップが集まり、
その最新情報はカジカジから手に入れていました。
そして、もちろん神戸、京都も。
そうなんです。
昔は情報といえば、
自分の足でお店を回って集めるか
雑誌からでした。
なんせ創刊当初の頃は
ネットなんてまだ全然普及してませんでしたからね。
でも今は情報をお金で買う時代ではなくなってきました。
スタイリングも商品情報も
SNS、ネットでなんでも手に入る。
今の若いスタッフに
「雑誌なに読むの?」
って聞いても、
「雑誌は見ないです」
って答えが返ってきます。
時代なんです。
これが時代の流れなんです。
僕の若い頃は部屋中、
雑誌の山だらけでした。
正直、自分も今は
ネットで雑誌を見てます。
安くてたくさん、
小さなスマホで収まる情報。
これも時代ですよね。
でもスマホではあんまり、
字を読まないんですよね。
もちろん、老眼のせいもありますが。。
写真だけを見流してる。
んー、、、
なんかもったいないですよね。
そして、
新しい流れとして、
情報を動画で見る。
最近、弊社SNSでも活用してますが、
そういったコンテンツ、
そしてユーチューブ、
ユーチューバー的インフルエンサーの存在。
どんどん時代は流れていくんですよね。
観光地化したアメリカ村、
インバウンドの影響を受けた
ここ数年の心斎橋の街の変化と共に
このカジカジ休刊のニュースは
ひとつの時代が終わったんだな、
っていう、
ひとりの大阪人として
なんか寂しい気持ちになりました。
弊社としても今までイベントや
たくさんのタイアップ記事など
たいへんお世話になりました。
「カジカジ」
ほんとにありがとうございました。
追記
僕はスナップ、
カジカジといえばの「街の眼」
このスナップに出てくる
お洒落を自由に楽しんでる人たちに
いつもたくさんの刺激をもらってました。

今井