SHIPS なんばパークス店

2023 04 Sep

コモ生まれコモ育ち「Stefano Cau」さんのネクタイ 〜ベレ兄さんの徒然日記〜

いつも忙しくさせてもらいます、

 
SHIPS なんばパークス店の今井です。
 
 
この秋からSHIPS なんばパークス店でイタリアのネクタイブランド、
 
「Stefano Cau」を扱うことになりました。
 
とっても素敵なネクタイですが、
 
どんなブランドなのか気になったので今村バイヤーに尋ねてみました。
 
 
 
 
今井:
今村バイヤー、
 
早速ですが「Stefano Cau」どんなブランドか簡単に教えてもらえますか?
 
今村バイヤー:
はい、
 
Stefano Cau」は北イタリアのシルク産業の聖地といわれる「コモ」の地で創業、
 
長年一流ブランドのネクタイのテキスタイルを手がけてきたドレス界の実力者です。
 
 
 
 
彼はコモ生まれコモ育ち、
 
シルク生地の名門メーカーでコモにある「mantero社」で25年間世界を股にかけて培われた経験から、
 
2008年満を持して自身の名を冠したブランドを立ち上げました。
 
 
 
 
今井:
彼はネクタイ作りではかなりの経験を積んできて今に至る、
 
しかもネクタイの聖地であり故郷の「コモ」を愛してる人なんやね。
 
 
 
 
今村バイヤー:
はい、そうなんです。
 
Stefano氏とSHIPSはこの秋冬シーズンで取り扱いから2年目になります。
 
前シーズンの秋冬から自分とStefano氏は些細な事から連絡を取り合うようになり、
 
どんなものをどんな風に作りたいかというディスカッションを日々重ねてきました。
 
そこでまず初めに産まれたのが服地のハリスツイードにフリンジを施すというものです。
 
 
 
 
この仕様は恐らくイタリアで対応出来るのは彼だけだと思います。
 
彼の返事はいつも決まっています。
 
「やってみる。ベストを尽くすよ!」です。
 
 
 
 
このフリンジは勿論ネクタイ屋のテクニックでは限界で、
 
別のファクトリーに持ち出す必要がありました。
 
彼は先に述べたように生粋のネクタイの聖地イタリアのコモ産まれコモ育ち。
 
小さい街ですからネットワークもありますし、
 
彼は気さくな性格から顔が広いんです。
 
まずはネクタイにして彼が直接その足で別のファクトリーへ運ぶ、
 
まずこんなことしてくれる人はなかなかいません。
 
 
 
 
彼はいつも言ってくれる嬉しい事があります。
 
「今村が考えている事は面白いしとても興味がある。」
 
「だから自分のコレクションにも活かせるヒントがいっぱいあるんだよ!」
 
と言ってくれます。
 
 
 
 
まだまだ沢山オーダーを出せてなく申し訳ないと常に伝えていますが、
 
「君とのワークの時間はとても重要だ、
 
少量からでも作れるのがネクタイなんだから気にしなくて良いよ」と。
 
 
 
 
他ではまず断られるような難題を彼は常に具現化してくれます。
 
 
 
 
今井:
凄いね!
 
そのStefanoさんとの信頼関係が良い形で築けてるところがさすが今村バイヤーやね!
 
 
 
 
今村バイヤー:
ありがとうございます!
 
23年春夏シーズンはヘビーリネンを探して貰い、
 
更にその生地にプリントを施し、
 
フリンジ付きとシーズンを象徴する品番も産み出しました。
 
 
 
 
他のブランドにない色を放つ存在、
 
立ち位置となってきていると自分は感じており、
 
23年秋冬はシーズンテーマを再現するのに必要不可欠なテイストをリクエスト。
 
 
 
 
いつも初めにボールを投げるのは自分なんですが、
 
ノマド、ボヘミアン、
 
 
 
 
ブリティッシュカントリーというフレーズは敢えて一切出さず、
 
まずは自分が所有している過去のアーカイブやブックから、
 
 
 
 
「こんな感じをイメージしてるよ。」と伝えたら、
 
彼から「とても得意で懐かしいジャンルだねー」と。
 
 
 
 
彼は以前、
 
コモの織物メーカーのbig3と呼ばれる一つmantero社で有名ブランドやビッグメゾンのタイも手掛けていました。
 
そんな彼の蓄積やノウハウを活かし、
 
「こんなのはどう?」とか、
 
「いやこっち、もっとここはでかく。」とか、
 
「この色はズバ過ぎるとか。」
 
家族よりも連絡取ってる時期も結構ありました。
 
 
 
 
 
前回1月の欧州ツアーの際「stefano cau」はどこのショーにも出ませんでした。
 
勿論PITTY UOMOも。
 
今回会うのは、
 
自分のスケジュールも既に分刻みに埋まっており難しかったのですが、
 
じゃあ朝飯ついでにミーティングしない?とわざわざ私のホテル近辺まで、
 
足を運んでくれて朝食ついでに、
 
彼の粋な計らいから直接会ってミーティングが出来ました。
 
やはりface to faceが重要だなと感じた瞬間でもありました。
 
 
 
 
彼はそこに合わせ、
 
新しいデザインを過去のアーカイブをベースにアレンジしてきたものを沢山用意してくれていました。
 
そこから自分のイメージと彼のエッセンスも加えたものを合わせて再度絵にしてもらう。
 
そこから色付け。と、
 
 
 
 
今回の秋冬バージョンもかなりの時間と労力を費やして作り上げた、
 
世界でSHIPSでしか買えない素晴らしいネクタイが出来上がりました。
 
結果23年秋冬のSHIPS preview展示会のディスプレイはオール彼のタイでした。
 
 
 
 
カタログのシーズンビジュアルでも一際、
 
目立ってたと思います。
 
そして来年春夏も素晴らしい企画を仕込んでいるのでお楽しみに!
 
 
 
 
今井:
へーーーーっ。
 
いい話やね!
 
バイヤーのイタリア滞在時間はとても限られる。
 
でもそこに合わせてStefanoさんが協力してくれたことで、
 
貴重なイタリア滞在時間を有効に使うことが出来た。
 
気持ちが通じ合ったデザイナーとバイヤーが一つになって商品をつくっていく過程がよくわかりました。
 
しかもこれは今村バイヤーの人柄やからこそ出来たことじゃないかな。
 
ほんとに素晴らしい。
 
そしてStsfanoさんも情熱があって良い人!!
 
僕もしっかりお客さまに「Stefano cau」の素晴らしさとバイヤーの熱意を伝えていかなきゃ!!
 
今村バイヤーたくさんの貴重なお話ありがとね!
 
 
 
 
今回の「Stefano cou」のネクタイを見て感じたことは、
 
もはやネクタイは社会人としての制服の一部ではなく、
 
女性で言うところのスカーフのような存在、
 
男性の装飾品であるということ。
 
コロナ終焉と共にビジネスシーンでの装いも自由度が増した今、
 
しなくてもいいネクタイを敢えて着けてみる。
 
それはその身に着ける人を引き立てる道具であり、
 
それは仕事であってもあくまでお洒落を楽しむ為に。
 
それは日々の単調な生活にメリハリを与えてくれるもの。
 
だからネクタイをするという文化、
 
これからもワードローブとしてとっても大事やと思うんです。
 
 
 
せっかくなのでわたし流で今季の「Stefano cou」のネクタイを使ったコーディネートをご紹介。
 
アイテムだったり色だったり。
 
「何にか楽しい」
 
「スカーフ感覚で」
 
そんなイメージで作ってみました。
 
 
 
 
まずはツィードジャケットにシャンブレーというセオリー通りにベーシックなコーディネート。
 
 
117-04-0497  ¥74,910 (inc .tax)
111-17-0095  ¥16,940 (inc .tax)
113-14-0893  ¥18,920 (inc .tax)
118-13-1102  ¥16,940 (inc .tax)
CHIFF: Puccini
118-60-0009  ¥7,480 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
 
 
続いてブラックウォッチのジャケットとデニムシャツを白パンで。
 
 
117-04-0493 ¥67,980 (inc .tax)
111-10-0513 ¥14,960 (inc .tax)
113-14-0893  ¥18,920 (inc .tax)
118-13-1080 ¥13,970 (inc .tax)
CHIFF: Puccini
118-60-0010  ¥7,480 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
 
続いて紺ジャケにオックスのタブカラーシャツ、
 
そしてキャメルのウールスラックス。
 
こんな部長さんがいたらカッコいいですね。
 
 
117-04-0492 ¥67,980 (inc .tax)
111-10-0776 ¥14,960 (inc .tax)
113-15-0589 ¥23,980 (inc .tax)
BELT: Southwick × F.H.WADSWORTH レザー タブベルト
118-18-0007 ¥15,950 (inc .tax)
118-61-0244  ¥4,070 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
続いてニットカーディガンのタイドアップ。
 
かっちりしなくてよい職場だったら、
 
こんなスタイリングでお仕事とか気分上がるのでは。
 
 
116-28-0005 ¥47,300 (inc .tax)
111-13-5715 ¥35,970 (inc .tax)
PANTS: SHIPS ウォッシャブル バーズアイ
113-14-0936 ¥20,900 (inc .tax)
118-13-1202 ¥23,100 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
 
 
続いてはもしネクタイをGジャンに合わせてみたら。
 
という妄想コーディネート。
 
 
114-03-1005 ¥30,800 (inc .tax)
111-13-5574 ¥29,920 (inc .tax)
113-15-0548 ¥23,980 (inc .tax)
118-18-0007 ¥15,950 (inc .tax)
 
 
 
 
スカーフのように。
 
 
 
 
 
 
 
続いてチェックシャツでネクタイを活かした別の合せ。
 
白いコーデュロイがポイント。
 
 
114-03-1005 ¥30,800 (inc .tax)
111-11-4425 ¥37,950 (inc .tax)
118-18-0007 ¥15,950 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
 
 
続いてこちらはウール素材のSHIPS STANDARDのGジャン。
 
 
114-04-0324 ¥31,900 (inc .tax)
111-11-4425 ¥37,950 (inc .tax)
113-14-0892 ¥25,960 (inc .tax)
118-13-1200 ¥16,500 (inc .tax)
 
 
 
 
ベルトがテイストにマッチ。
 
 
 
 
 
 
 
 
この糸留めがイタリアしててセンスが良すぎ。
 
 
 
 
カラー違いのネイビーバージョン。
 
ポイントはウエスタンシャツってところ。
 
 
114-04-0324 ¥31,900 (inc .tax)
111-14-0839 ¥14,960 (inc .tax)
113-14-0892 ¥25,960 (inc .tax)
118-13-1188 ¥12,650 (inc .tax)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スカーフを巻くようにネクタイを締める。
 
いいじゃないですか。
 
 
 
 
 
 
最後に。
 
関東地区の銀座店と渋谷店のイベント告知なんですが、
 
9月9日(土) SHIPS 銀座店、
 
9月10日(日) SHIPS 渋谷店にて、
 
ご本人Stsfano氏を迎えてトランクショーが開催されます。
 
選べる生地は300種以上から。
 
お値段通常仕様で¥18,920(inc. tax)から。
 
オプションで裏地手まつりやセッテピエゲも選べます。
 
納期は2024年の1月中旬を予定しています。
 
素敵なデザイナーさんのアドバイスを聞きながらネクタイを選べるまたとない機会です。
 
関東地区のお客さまはぜひ足を運んで下さい!
 
今村バイヤーと、
 
Stsfano Cauのエージェントであるのエル・アイ・エス代表の坂戸氏、
 
そして弊社クリエイティブアドバイザーの鈴木晴生氏も来店しております。
 
 
▼詳細はこちら▼
 
画像でのご紹介になりますが、
 
宜しければなんばパークス店でも期間中オーダーお承り出来ますので、
 
今井までお問い合わせください。
 
 
 
 
ではまたのご来店お待ちしております。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
SHIPS なんばパークス店 ベレ兄