SHIPS なんばパークス店
2023
04
Aug
しまなみ海道旅ブログvol.3 〜ベレ兄さんの休日〜
いつも忙しくさせてもらっています、
SHIPS なんばパークス店の今井です。
ではvol.2からの続き、
2日目からのお話を。
今回も少し長くなります。
おはようございます！
からのスタート。
無人島の見近島を出て大島大橋を渡って、
今回のしまなみ海道最後の島、
大島に入ります。
朝の7時頃。
今日も天候は曇り。
何気ない島の朝の景色。
せかせかした都会では味わえない島ならではの空気感。
この大島ではキャンプ場で知り合った皆さんがぜひ行ったほうがいいと教えてもらった、
亀老山（きろうさん）を目指します。
ただ、
自転車でいくのはどーかなーと。
はい、
標高307mの亀老山、
強烈なヒルクライムになることは言うまでもありませんでした。
勾配標示を見る度に何度も心折れました。。。
大汗をかきながらなんとか山頂に辿り着きました。
あーーーしんどーーー。
ご褒美ということで売店で売ってる、
ここでしか食べれないアイスを買いました。
名産の玉藻塩を使ったアイス。
はい！
そしてこれを見たかった！！
来島海峡をどーーーんと見下ろす展望台から景色！
てか景色より溶けてるアイスが気になる 笑
買って急いで展望台まで上がって来ましたが、
ご覧の通りどんどん溶けていくーーーー 泣
けど味は甘じょっぱくて激旨！
「絶景とアイス」
この画が欲しかったんですが、、、
アカーーン
暑すぎて垂れまくり〜〜〜!! 泣
ここ亀老山からの展望はほんとに素晴らしい。
来島海峡と三連吊橋の来島大橋、
まさにしまなみ海道を象徴する景色でした。
真夏の極暑の中、
激烈しんどかったけど自転車で登った甲斐がありました。
ここはオシャレな展望台でしたね。
降りてきてアイスの紹介する為の、
ブログ掲載許可を売店のおばさんにお願いすると、
ぜひぜひということで、
アイスに乗ってた玉藻塩まで貰いました。
このお塩、
帰ってから冷奴にかけたらめちゃくちゃ美味かったです。
そしてこの展望台で「日本一周中」と書いた自転車に乗った少年と出会いました。
実はわたしと一日違いで見近島のキャンプ場にも泊まってたそうで、
彼の話をキャンプ場の人達から聞いてました。
まだなんと19歳。
彼は山梨県出身で、
既に北は北海道一周から南は沖縄一周までこなしていて、
この日で467日目とか。
このまま四国入りして自転車でお遍路さんとして西国八十八ヶ所参りするそうです。
足止めしちゃったけど30分くらい話込みました。
きっと50代のわたしが自転車で日本一周する景色と、
19歳の彼が見る日本一周の景色は全く違うはず。
色んな景色を見てたくさん感動して、
たくさんの人達と出会ってたくさんの思い出を作って、
その経験値が人格を研ぎ澄ましていく。
彼の眼はキラキラしていてとても眩しかった。
学歴とか見栄とか、
そんなつまらない世界では生きてなくて。
わたしには子供がいませんが彼を見てたら、
もし子供がいたら感受性豊かなときに多くの経験をさせいと思いました。
そして彼をとても羨ましく思いました。
もし自分が19歳に戻れたなら。
彼とはまた秋頃大阪に来たときにはご飯を食べる約束をして別れました。
下りは楽々、
亀老山を降りるとお待ちかねの来島海峡大橋！
この旅のハイライトになります。
全長4kmというとてつもなく大きくて長い橋。
キターーー
絶景ビューーーッ
ほんまにね、
しまなみ海道で良く言われる言葉やけど、
自転車で空の上を走ってるみたい。
そんな不思議な感覚。
気持ちいい。
ほんとに気持ちいい。
ここに来れた事がほんとに幸せ。
渡り切ると大きな大きな今治造船所がお出迎え。
そしてついにしまなみ海道ゴールの今治までやって来ました。
今治港。
港もオシャレなところ。
ではお待ちかねの昼食に。
今治駅前にある観光案内所で美味しい海鮮が食べれるところを聞いて、
こちら港の前にある瀬戸さんに来ました。
あーーー
クーラー最高〜〜！ 笑
まずは小鉢から。
旨っ
そしてお造り〜〜
新鮮な鯛もイカも美味しかったけど、
この厚切りの鰤が、
めちゃくちゃ美味しい！！
脂の乗りと甘味と旨味と柔らかな歯ごたえと。
今までの人生で出合ったことのない鰤でした。
この鮮度、
大阪では絶対食べれない。
そして天ぷらと鯛めし！
サクサク旨ーーいっ！！
さすが愛媛、
鯛めし最高！！！
瀬戸さん最高に美味かったです！
あー、
幸せ。
なんて魚？
瀬戸さん、
ご馳走様でした〜♪
実はですね、
2日目は大三島のキャンプ場まで戻って一泊して、
2泊3日でしまなみ海道往復ってのを計画してたんです。
けどご飯食べながら、
「この暑さ流石にしんど過ぎん？」
「えっ？往復する意味ある？」って、
自問自答。
そうです、
気ままな一人旅。
予定は未定。
「今治でゆっくりすっか」
今治見てたらたくさん温泉があるんですよね。
なので残りの時間は今治観光と温泉旅に 笑
少し町中から離れましたけど、
こちら「清正乃湯」に。
広くて泉質も良くてめちゃくちゃ良かったです。
今回は日帰り温泉でしたが宿泊施設があり、
50mプールもあったりとのんびり出来るところでした。
風呂から上がって今日の幕営地を目指します。
今治にも素敵なキャンプ場があると例の皆さんから情報を貰っていたので、
今治の北端にある大角海浜公園キャンプ場を目指します。
向かう途中に大きな今治造船所の横を通りました。
世界でも有数の造船会社。
たくさんの大きな船を建造中。
コペンハーゲンの船を造ってるようでした。
やはりSHIPSのクルーとしては親しみを感じます 笑
今治は造船の町ということを強く印象付けられました。
今治造船所から程なくしてキャンプ場に到着。
早速テント設営。
ここ大角海浜公園キャンプ場、
またしても無料。
またしてもオーシャンビュー。
最高やん！
からのスーパーで買ってきたビールと枝豆でお疲れおひとり様乾杯の儀。
いやー、
往復なんてせんで良かった 笑
海を見ながらのんびり過ごしていると、
二人のお子さんを連れた地元のママさんがいらして少しお話させてもらいました。
関東から旦那さんのお仕事の関係で今治に移住してこられたとのことで、
来たのはコロナ直前で移住にまつわる苦労話しや、
都会にはない今治のよさ、
そして子育てしながらの在宅でも出来る仕事を一生懸命に取り組んでいることなど、
たくさん刺激をもらいました。
旅の出会いっていいですね。
ママさんとお別れしてから、
公園の小高い丘にある展望台までお散歩。
ゆっくり時間が過ぎてく。
そしたら野良ちゃんがいたんですよ。
足にスリスリしてきてくれる。
可愛すぎて、
ご飯をあげたいと思い、
慌てて追加ビールを買いに行くがてら猫の缶詰求めて、
道中にあった商店まで自転車を飛ばす。
お店の人に公園の猫ちゃんにご飯上げるという話をしてると、
親切にお店の人が自分とこの猫用のキャットフードを分けてくれました。
飛んで帰ってご飯あげたらバクバク嬉しそうに食べてくれました。
喜んでくれてた良かった。
キャンプ場に戻り再びひとり時間。
ビール飲みながら夕暮れの海を眺めます。
このキャンプ場では貸し切りでした。
夜も更けて来ましたので晩ごはんの準備。
そしたら珍しい昆虫、
ナナフシさんが遊びに来てくれました。
ほぼ枝 笑
そしてこの日もカレー。
2日目は贅沢にシーチキンをとトッピング。
ウイスキーをちびちびやりながら。
相変わらず不味そう 笑
そして朝が来ました。
旅が終わる日、
3日目が訪れてしまいました。
コーヒーを入れて前日スーパーで買ったパンを食べながら、
ただボーッと、
眼の前の沖に向かう漁船を眺める。
なんて贅沢な時間なんやろう。
ありがとう、
今治の海。
それから自転車を走らせて少しばかりの今治観光。
立派な今治城を見に行きました。
自撮りして気付きましたが、
結構疲れてるやん 笑
そして旅の疲れを取るためにお風呂、
喜助の湯へ。
サイクリストに優しいお風呂屋さんで、
自転車を洗ったりサイクルポートがあったりと至れり尽くせり。
下箱の上にも自転車が飾られてる。
テンション上がりました 笑
ひと汗流したあと、
ラストランチは寿司が食べたくて、
大きな商店街の近くにあった歌舞伎寿司さんへ。
着いてお話してると、
大将も若い時はトライアスロンをしていたそうで、
日本代表選手としてアメリカに行ったこともあるそう。
もう自転車に乗らないので風呂上がりの旅終わり、
お疲れ乾杯。
ウメーーっ
身に染みる〜〜。
そしてお待ちかねのお寿司。
地のねたのお寿司は最高に美味かったです！！
ご夫婦で経営されていて、
とっても気さくな大将と女将さん。
お年が86歳なんだって。
まだまだ元気。
おふたりから旨い寿司とパワーをもらいました！
歌舞伎寿司さん、
ご馳走さました。
そしてこの時が来てしまいました。
旅の終わりです。
今治駅で自転車をばらして電車で大阪に帰ります。
今治駅から特急しおかぜに乗って岡山まで。
岡山からは新幹線で大阪まで。
一度瀬戸大橋を電車で渡って見たかったので、
ひとつ夢が叶いました 笑
あっと言う間の3日間。
楽しい時間は一瞬でした。
ひとり旅、
いいことも良くないことも忘れて現実を逃避して、
常に自分と向き合うだけの時間を作ること、
それはとても人生の中で貴重だなと思いました。
そしてそれを与えてくれた家族には感謝でした。
また旅のお陰で帰ってバリバリ笑顔で仕事が出来ます。
たいへんな長文ここまでお読みいただきありがとうございました。
ではまたのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。
SHIPS なんばパークス店 ベレ兄