SHIPS なんばパークス店

2024 10 Sep

ステファノカウさんのネクタイ 〜ベレ兄さんの徒然日記〜

いつも忙しくさせてもらっています、

 
なんばパークス店の今井です。
 
 
 
まだまだ暑い日が続いておりますが、
 
ぼちぼちと秋物の入荷がはじまっております。
 
今日はなんばパークス店に入ってきた新作のネクタイをご紹介します。
 
イタリアの「Stefano Cau」
 
以前もブログでご紹介してますが、
 
イタリア繊維産業の聖地、
 
特にシルクの聖地とも言われる「コモ」から、
 
世界に向けてセンスある最高品質なネクタイを発信し続けています。
 
カウさんのお爺さんもネクタイの仕事を携わっていたとのことで、
 
三代目となる生粋のネクタイの人。
 
独立する前はイタリア大手で最古のネクタイメーカーであるMANTERO社で営業経験があり、
 
アメリカと日本を担当していたこともあって、
 
何度も日本を訪れていた経験があるので日本人の好みもよく把握しているのだそう。
 
 
今季のステファノ・カウさんとバイヤーの今村が選んだテーマは、
 
来年SHIPSが50周年を迎えるにあたって、
 
「SHIPSらしさとは何か?」
 
今一度振り返ってみるという事をテーマにしました。
 
そこで今回は2つのストーリーに分けて「らしさ」を表現しています。
 
他ブランドにはない雰囲気のものが出来上がったことが、
 
今季の「Stefano Cau」のポイントです。
 
 
 
まずその一つ目からご紹介。
 
 
英国の貴族的なカントリーやハンティングを想起するテイスト、
 
またはネイティブアメリカン的な柄を用いて、
 
遊びのテイストとして仕事着だけではない、
 
ドレスウエアであるネクタイをコーディネートに使って楽しんでもらいたいという、
 
ある意味ネクタイを新解釈することで、
 
コーディネートの幅が広がるアイテムを揃えています。
 
そんなアイテムがこちら、
 
 
 
 
 
 
クラシカルなカントリーの趣きがありますね。
 
 
 
 
 
 
手刺繍が施されたとっても個性あるネクタイ。
 
スカーフを巻くようにネクタイを締める。
 
そんな新感覚で楽しんでいただきたい。
 
ということでわたしの好みでコーディネートを組んでみましたのでご覧ください。
 
 
 
 
わたしも大好きなデニム×ジャケットのスタイリング。
 
ちょっとおしゃれな夜景の綺麗なレストランに行くイメージでしょうか。
 
 
 
 
「ANGELICO」の生地を使ったイタリアンなチェックのジャケットに、
 
あえてアメリカの「GITMAN BROTHERS」のアメリカ製のシャツを合わせて。
 
ここがこのコーディネートのポイントでしょうか。
 
 
 
 
イタリアンテイストのアク抜きにちょうどいい硬めのオックスフォードのシャツ。
 
 
 
 
ここにほんのり英国カントリーな匂いを乗せて。
 
 
 
 
そしてパンツはイタリア製の「YCHAI」の生デニムで。
 
デニムもイタリア製ってのがまたポイント。
 
シルエットがいいんです。
 
タイドアップコーディネートなんで上品さを忘れずに。
 
 
続いて、
 
 
 
 
今季SHIPS一押しのオーバーシャツをベースに、
 
カントリーなオンブレチェックのシャツを合わせて。
 
そこにテイスト合わせでネイティブ・アメリカン的なニュアンスをセット。
 
因みにこのオーバーシャツはほぼリネン素材なんです。
 
ウールをブレンドして秋冬の素材感にマッチする表情に仕上がっています。
 
とても格好いい。
 
 
 
 
このオンブレチェックのシャツはネル素材で優しい感じがしていいですね。
 
 
 
 
カラーリングと共にテイストを合わせてみました。
 
 
 
 
パンツはフランスのブランド「BERNARD ZINS」を合わせて。
 
カーキ色でピーチスキンのツイルの質感がヴィンテージ感があっていい感じです。
 
わたしはこんな色んな国のテイストをミックスするのが大好きです。
 
 
 
因みにこの刺繍シリーズ、
 
出来上がるまでの話を今村バイヤーから伺いました。
 
 
 〜  • •  〜  • •   〜 • • 〜 • •  〜
 
 
刺繍の話は、
 
企画を進めていく時に自分がいつも、
 
こういうのどう?出来るかな?
 
みたいな事をカウさんに連絡するんですね。
 
刺繍の時もそうです。
 
今市場になく実現出来ればスペシャルな企画だけど、、、
 
作れるところを今は知らない...
 
というのが彼の答えでした。
 
前にフリンジのネクタイを作った時も同じ感じでしたね。
 
でもその直後くらいですかね、
 
カウさんの奥さんの友人の結婚式があって、
 
同じテーブルにメゾンの刺繍もやってる工房の人に出会ってしまうというアメイジングな繋がりが。
 
やはり服も人と人の繋がり、
 
その温度で良いものが出来るんでしょうね!
 
 
 〜  • •  〜  • •   〜 • • 〜 • •  〜
 
 
という話を伺いました。
 
いいお話ですね。
 
そんなストーリーがあって出来上がったネクタイなんです。
 
 
 
では続いて二つ目のストーリーですが、
 
ビジネスシーン向けにブリティッシュアメリカンを連想させるような、
 
新しい配色のマルチストライプやメダリオン柄などを意識してセレクトしています。
 
素材も柄もファッション感が強過ぎない、
 
でもどこか新鮮さがある、
 
というようなバランスで、
 
ウールにプリントを施したものとシルク素材の2素材をご用意しました。
 
 
 
まずウール生地からご紹介。
 
一見するとプリントに見えないところがお洒落なシリーズ。
 
 
 
 
 
 
 
糸留めがイタリアンカラーでかわいい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どれもウールの生地感による温かみがあって凄くいいです。
 
続いてシルク生地をご紹介。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カウさんは膨大なヴィンテージなどのアーカイブを所有しており、
 
デザインソースが豊富にあるのもこのブランドの魅力に繋がっています。
 
 
では一部ですがコーディネートを紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
ネイビー×ブラウンの秋色コーディネート。
 
少し起毛感のある柔らかなヘリンボン織の生地はイタリアの「Lanificio di Pray」
 
メランジ調のネイビーにはブラウンがよく合います。
 
 
 
 
シャツの色はやっぱりブルー。
 
ジャケットに合わせてヘリンボンをチョイス。
 
ブルーグラデーションとブラウンタイの組み合わせで色気を持たせました。
 
 
 
 
パンツはお洒落な色目の今季新入荷のコットンスラックス。
 
ハリのある生地がジャケットとの相性良しです。
 
 
続いてスーツスタイル。
 
 
 
 
FIVE ONE FACTORY社製のDORMEUIL ANCHORの生地で色が深いブラウン。
 
パープルを合わせることでブラウンをよりエレガントに見せてくれます。
 
 
 
 
クレリックカラーでより上品に。
 
 
 
 
とても色気のあるネクタイです。
 
 
続いて、
 
 
 
 
SHIPSの定番ストライプのネイビースーツにブラウンのネクタイ。
 
 
 
 
ネクタイの柄を活かすためにシャツはマルチストライプをセット。
 
メリとハリでシンプルかつクラシカルなネクタイが引き立ちました。
 
 
 
 
接待の場でも使えるような、
 
まさに大人の上級コーディネート。
 
 
 
最後に告知です。
 
今週の9月14日(土)にグランフロント大阪店、
 
16日(月)に銀座店にて「Stefano Cau」トランクショーを開催します。
 
 
 
 
 
デザイナーであるカウさんも両日共に店頭立って接客してくれます。
 
 
 
 
そうなんです、
 
大阪にも来てくれます。
 
 
 
 
デザイナーに会えるなんてなかなか無い機会なのでぜひ!
 
 
概要やプライスなど詳細はこちらをご覧下さい。
 
 
実は昨年のこの時期に銀座店で同じイベントを開催していました。
 
わたしもリモートでネクタイをオーダーしました。
 
「Stefano Cau」らしいウールのプリントタイ。
 
 
 
 
鹿がプリントされてて一目惚れ。
 
スフォデラートという裏地手まつり仕様にしたので
 
手作り感あって味わい深いです。
 
 
 
 
なかなかこんなネクタイはないなーと。
 
出来上がりに大満足。
 
しかしウールのネクタイが上がってきたのは2月。
 
仕方ないので半年近く寝かしてましたが、
 
漸くおろすタイミングが来ました。
 
 
 
 
 
いかがでしょーーーー、、、?
 
 
 
 
オシャレでしょ?
 
 
 
 
どやっ!
 
 
 
皆さまも作られたらオーダーなので気長に待ってくださいね。
 
 
ではまたのご来店お待ちしております。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
なんばパークス店 ベレ兄