SHIPS なんばパークス店
2022
12
Dec
もしもスクールマフラーを巻いてみたら ~ショップスタッフの徒然日記~
いつも忙しくさせてもらっています、
SHIPS なんばパークス店の今井です。
先日、
わたしのブログを見ているというお客さまがご来店されました。
お話の中で「やっぱり会社が押してる商品を載せてるんですか?」
っていう質問をいただいたんですが、
「どちらかだと真逆でニッチな、
わたし個人のショップスタッフ目線で良いものと感じる商品を紹介しています。」
なんてお話をさせてもらいました。
SHIPSってこんなのやってんだー、
そんな商品を紹介するのもわたしの役目なのかなと思ったりします。
今日はそんなこんなでマフラーの話。
お店でちょっと紹介したいマフラーがあったんで見ていただきたいんですが、
先にまずわたしの私物のマフラーから紹介しますね。
こちら。

そうです。
スクールマフラーです。
マフラーって防寒のための物ですが、
着こなしのアクセントというか、
お洒落好きの方はアクセサリーのひとつとして身に付けるという方もいらっしゃると思います。
今回のお話ではアイビールックやアメカジ、
クラシックなトラッドが好きな方に支持されてるちょっとニッチなアイテム、
スクールマフラー。

これ買ったのは恐らく27,8年くらい前だと思うんですけど、
かなり長く愛用していてボロくなりましたがとても気に入っています。
何が良いかってやっぱりスクールマフラーならではの可愛さ。

これにはスクールマフラーらしくネームを記入するところがあるのもいいですね。
因みにこのマフラーは「SHIPS MADE IN SCOTLAND」ネームで、
今はもう無くなってしまったようですが「Mancunian」社のものでした。
服好きの方なら懐かしいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんなスクールマフラーのおさらいですが、
スクールマフラーとは英国で学生の為に学校が制服のひとつとして用意したもので、

各学校のカラーでストライプの柄が様々あるわけです。
ハリーポッターの映画の中でも魔法魔術学校のものが登場してましたね。

そんなスクールの流れで英国発祥ですが、
アメリカのアイビーリーグにも伝わり、

アメトラには欠かせないアイテム、
このマフラーがアイビーを象徴するアイテムのひとつとなりました。

そこでこの冬、
SHIPSを代表するアメリカンアイビースタイルのブランド「Southwick」からも
スクールマフラーが売り場に並んだわけです。

マフラー
品番 : 118-36-0121
品番 : 118-36-0121
¥11,000(inc.tax)
こちらファクトリーはA.E Clothier(エーイークロージャー)で、
1930年に学生の街であるケンブリッジに創業と老舗。
ケンブリッジ大学は有名校ですね。
小規模ではあるものの昔と変わらずケンブリッジにある自社工場で生産を続けています。
使われている生地は英国王室御用達の称号を与えられた、
老舗生地メーカー「ヘインズワース」社製で、
がっしりとした感じはイギリスのもの作りの真髄を感じることが出来ます。
ただ正直、
カシミアのマフラーに肌触りは敵いません。
でもね、
大人がこの「粋なマフラーを巻く。」
そのスタイルが格好いいんですよ。
それがスクールマフラーの魅力。
スタイルを巻くといっても過言じゃありません。
わたしからの提案として、
テイストに捉われずにぜひこのマフラーをカチッとした、
トラディショナルなビジネススタイルにもあえて巻いて欲しいなと思います。
そこでわたしのスタイリングで紹介したいと思います。

まずベースはこんなドレッシーなチェスターコートのトラッドスタイル。
因みに着用したチェスターコートはこちら。

コート
品番 : 114-16-0047
¥64,900(inc.tax)
高級スーツばりにしっかりといせ込み(アームホールに入る袖生地の分量)が入っていて、
衿の登りのアイロンワークも完璧でとても美しいシルエットのコートです。
本来こんなコートなら綺麗な色のカシミアマフラーでエレガントなコーディネートと行きたいところですが、
あえてこのスタイリングにスクールマフラーを。
全4色ありますので全て巻いてみますね。
まずはホワイト×ネイビーから。

すっきりとしていて、
かなりアクセントが付きました。
お洒落です。

続きまして、
ネイビー×ホワイト。

これはスクールマフラービギナーの方にも着けやすい配色だと思います。
シックなストライプがいいアクセントになってますよね。

続きまして、
グリーン×ネイビー×イエロー。

この癖の強さをあえてドレシーなコーデに合わせると上級者感が溢れ出ます。

続きまして、
ブルー×レッド×ホワイト。

イギリスっぽいと言うかアメリカっぽいと言うか、、、
いかにもなスクールマフラー感に溢れています。

英国好きで派手好きなわたしはこの配色がお気に入りです。
でしょーね、
って感じですが。

これ、
ルーツ的なアイビーのテイストで着けるとこんな感じだと思います。

メタルボタンのブレザーにセットするとアイビー感満載です。
こんな感じがスクールマフラーの基本、
まさにアイビールックのスタイリングです。
では最後にわたしからスタイリング提案です。
店頭の品物でコーディネートを組んでみたので見てください。
まずは

コート
品番 : 114-15-0476
¥72,930(inc.tax)
ロロピアーナ社の画期的な防水防風素材ストームシステム、
ヘリンボーン織のクラシカルとハイテクが融合したこのコートに、
さらっとネイビーを合わせてみました。

とてもナチュラルな雰囲気。
だけどどこか懐かしいような優しさが溢れるコーディネート。
ビジネスシーンでも好印象ではないでしょうこか。
続いて、

コート
品番 : 114-15-0482
¥94,600(inc.tax)
こちらイギリスの老舗「Gloverall」のダッフルコート。
これにビジネスシーンでのジャケパンスタイリングを意識した、
「Southwick」の紺ブレとシャツネクタイを合わせたビジネスアイビーなコーディネート。

まさに「スタイリッシュスタンダード」なシップススタイル。
いいですね〜。
続きまして、
おとなカジュアル、
この冬、わたしがお客さまに押してるジャケット in タートルニットコーデ

コート
品番 : 114-16-0045
¥52,910(inc.tax)
合わせたコートは美しいキャメルのショートコート。
しっかりと厚みがあるのに着るととても軽くて暖かい不思議なコートです。

なぜかこの合わせ、
スクールマフラーなのにイタリア的な雰囲気がありますね。
だからコーディネートって楽しい。
続きまして最後、

コート
品番 : 114-45-0123
¥49,940(inc.tax)
これはあえてモッズテイストに振りました。
モッズと言えば青赤白のターゲットマーク。
そんなニュアンスというか雰囲気で、
イギリスの文化を色濃く反映したスタイリングをしてみました。

因みにこのSHIPSオリジナルのモッズコート、
これ、
個人的には弊社オリジナル今季まさに隠れ名品といえる素晴らしいコート、
めちゃくちゃ格好いいんです。
わたしとしてはこのモッズコートをビジネスシーンでカッコよく着こなして欲しいです。
「モッズ」って言う文化的スタイルご存知でしょうか?
イギリスで50年代から60年代に流行った若者のファッション文化なんですが、
細身のピタっとしたスーツにこんなモッズコート、
(因みにモッズコートとはアメリカ軍のミリタリーコートM-51の事)
そしてデコレーションしたイタリアのスクーター「ベスパ」でロンドンの街を駆け抜ける。
あのビートルズもデビュー当時はモッズテイストで売り出していました。
そんなモッ
あかん、、、
これ以上話し出すとブログが終わらへん、、、
という事で今日はここまでとします。
ぜひ店頭でスクールマフラー試しに巻いてみて下さい。
ではまたのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。

SHIPS なんばパークス店 今井