SHIPS なんばパークス店
2022
02
Nov
銀座店 45周年の話 PART2 〜ショップスタッフの徒然日記〜
いつも忙しくさせてもらっています、
SHIPS なんばパークス店の今井です。
前回の思い出話から今回は銀座店45周年を祝しまして、
今の銀座店のお話を。
もう配布は終了したのですが、
銀座店45周年を記念してお客さまにお渡ししていたこんな冊子がありました。

内容はホームページよりご覧いただけますが、
一部中身を抜粋してお話します。

まず開いた冒頭にレジェンド現る。

「アメミヤ伝説」と題打って登場しました今で言うところのカリスマ店員雨宮さん。
最近はYouTubeのSHIPSチャンネルでも登場していすのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ここにも書いてますが勤続50年という、
わたし達スタッフからも恐れられる、、、
いやいや、
尊敬される大先輩が銀座店に現役で店頭に立っています。
この冊子にも書いていますが
数え切れないくらいたくさん雨宮さんに纏わる伝説があります。
当時の雨宮さんはお客さまに説教してしまうという話は特に有名で
例えばカップルのお客さまに彼女さんの言われるままに服を選ぶ彼氏さんに、
業を煮やした雨宮さんが
「着るのは貴方です!!!」と一喝したり 笑
またミウラ&サンズ時代は後輩スタッフに
雨宮さん「お客様はどの道から来られますか?」
後輩「道玄坂です。」
雨宮さん「ではお客さまが気持ち良くご来店いただくために道玄坂を端から端まで掃除してきてください。」
なんてことで、
道玄坂の街を掃除するミウラ&サンズスタッフの姿がありました、、、
昔はお客さまにもスタッフにも厳しい先輩でした。
もちろん今はとっても丸く優しい雨宮さんです。
ぜひたくさんのお客さまに接客を受けて頂きたいレジェンドです。
あとわたしが大変お世話になった先輩で
関西地区のエリアマネージャーをされた後、
総務部部長を経て定年後に銀座店の売り場に立つ岳山さんも名物スタッフで、
フランシスコザビエルさん似(どんな!?)で見た目はかなりコワモテですが、
とても人懐っこくてお話が上手い先輩がいます。
銀座店の2階にこのコワモテ2人がいますのでフロアに入った瞬間凍りつくかもしれませんが、
大丈夫です。
一瞬緊張感はあるかもしれませんが笑顔で迎え入れてくれますのでお買い物を楽しんで下さい 笑
あと、
こちら髙橋省吾さん

わたしはあまり接する機会は少ないのですが、
高橋省吾さんも銀座店に在籍する伝説のスタッフで、
随分昔はシップスが出していたショップ「マルセルラサンス」に勤務、
またその後シップスが青山に出店していた伝説のお店、
「ル・グローブ」というセレクトショップに勤務経験があり、
シップスの本流ではないお店に長く居たからこその着こなしというか、
唯一無二の空気感を携えたスタッフが地下フロアにおります。
今となってはほんと少ないスタッフから憧れられるような「昔ながらの服屋!」って感じの人。
カジュアルコーデイネートはぜひ髙橋省吾さんに提案を受けていただきたいです。
そしてまた次世代を担う若手の坂田くん。

彼も一見オールバックでコワモテですが
そのギャップを武器に写真のようにとても腰の低い、
銀座店らしく親切丁寧な接客をするスタッフも育っています。
頼もしいですね。
最後、
銀座店スタッフではありませんが、
シップスの副社長である原さんもこの冊子に登場しております。

まさに「Mr.スタイリッシュスタンダード」な人。
今のシップスがシップスらしくあるのもこの原副社長がいるから。
わたし個人も色んなことを原さんから学びました。
セレクトショップの中でも会社によって「色」というか、
さまざまなスタンスやスタイルがあるじゃないですか。
その中で一貫してシップスらしさを崩さず頑なにまもってきたスタンス、
「スタイリッシュスタンダード」
このスタイリッシュでありながらスタンダードである
この「スタンダード」の部分にシップスらしさがあり、
原さんがいつもわたし達に言っているのは「素材・色・形」の3つの要素があれば
変えていいのは一つだけ。
2つ以上変えてはだめ(スタンダード)
変えなくてもだめ(スタイリッシュ)
このスタイリッシュスタンダードの精神を常々わたし達シップスクルーに言い聞かせてこられました。
この原副社長がいなければ今のシップスは無かったといっても過言ではありません。
そんな原副社長がとあるインタビューで銀座店についてこんなこと言ってました。
「渋谷にミウラ&サンズができたのは1975年なんですが、
当時はどちらかというと、
アメリカ西海岸のリーバイス、コンバース、ワークブーツ、
あとはウェスタンだったりという文化で。
その後、ベトナム戦争が終わると、
アメリカ人の髪が急激に短くなって、
こぎれいになってゆくんですよ。
そうやって文化の中心が東海岸に移っていった頃、
銀座にシップスを出店するんですが、
トラッドっていう意味ではここがスタート地点でしょうね。」
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日本のファション史のなかで「トラッド」というものがアメリカのIVY文化を経て、
確立されつつあった70年代後半に銀座店が出来て、
アメリカ西海岸だったシップスが新たに東海岸の空気を携えて、
セレクトショップとして日本のトラッド文化を牽引した、
その象徴がシップス銀座店だったんですよね。
45年変わることなくその歴史とアメリカ文化を継承しながら進化を続けてきた銀座店、
関西人のわたしとしても銀座に格好いいシップスがあることをとても誇りに思います。
まだまだこの冊子では紹介しきれない名物スタッフが銀座店には多数在籍しております。
銀座店は素敵な商品と共に脈々と継承してきた「人」もまたひとつの魅力であります。
もし出張などで東京に行かれることがありましたら、
ぜひなんばのお客さまにも銀座店のスタッフに接客を受けてもらい、
その空気を味わってもらえたらなと思います。
この冊子で紹介している通り、
たくさんの銀座店45周年別注を用意しております。

銀座店でしか買えない特別なものですが、
もし気になるものがございましたらご相談ください。
先日、
この45周年別注商品を紹介したYouTube番組、
アニチューブ片野さんの「ブラアニキ シップス編4」もぜひ参考までによかったらご覧ください。
アニキの相手役として市田店長が出演してましてなかなか見応えがありました。
それではまたのご来店お待ちしてます。
ありがとうございました。

SHIPS なんばパークス店 今井