SHIPS なんばパークス店

2023 10 Oct

日本の服作りを未来へ、世界へ。「GGG」ポップアップ開催中 〜ベレ兄さんの徒然日記〜

いつも忙しくさせてもらっています、

 
SHIPS なんばパークス店の今井です。
 
 
ただ今SHIPS なんばパークス店では、
 
ファッションにおいて日本の物作りを代表するようなブランド、
 
「GOOD PEOPLE GOOD STITCHING GOOD PRODUCT」
 
「GGG」のポップアップを10月15日まで開催しております。
 
 
 
 
「GGG」というブランドは、
 
70年の歴史があるカットソーのファクトリーでハイブランドの日本製OEM企業として名高い、
 
 
 
 
 
「MARUCHO inc.」が手掛ける技術とデザインの融合、
 
そして時代性やトレンドを加味した今までにない新しい価値を発信するブランドです。
 
 
 
 
実はこの「MARUCHO」さんは10年以上前からSHIPSオリジナルのOEM生産先でもあり、
 
こちらのファクトリーの製品をSHIPSネームで販売しております。
 
わたしが初めてこちらの製品を見た時、
 
今まで見たことがない不思議な縫い目やな、、、
 
っていう印象でした。
 
 
 
 
そして着てみるととても柔らかく着心地がいい。
 
けど正直1万円のTシャツなんて売れるのかな?とも思いました。
 
ところがところが。
 
試着したお客さまは一様に第一声が「良いね!」でした。
 
とっても上品で着やすい。
 
ファストファッションには無いちょっといいTシャツが欲しかった、
 
そんな感度の高いお客さまにご購入いただいています。
 
 
 
 
そして「MARUCHO」から2021年満を持して「GGG」がスタート。
 
こちら「GGG」が店頭に並んだ物を手に取って見ると、
 
凄く綺麗。
 
素材がいいのととても丁寧な仕事をしているのが一目でわかりました。
 
顧客さまにお勧めしたらとても喜ばれて購入してくれました。
 
自信を持ってお勧め出来る商品があるって、
 
わたし達売り手にとってはとても大切なこと。
 
 
 
 
そんな素敵なブランド「GGG」のポップアップをわたしの店で開催することになり、
 
先日ですが「MARUCHO inc.」の代表取締役社長である長谷川さんが来店されました。
 
そこで長谷川社長から直接「GGG」についてお話を伺うことが出来ました。
 
 
 
今井:
「GGG」を始めるきっかけみたいなのってどんなところからだったんですか?
 
 
117-05-0462
¥44,000
 
 
長谷川社長:
わたし達のようなカットソーの会社は上代ありきで、
 
そうなるとなかなか良い物作りに限界があります。
 
そんな中で上代ありきの殻を破り技術が先の服作りをしていきたい。
 
実はそこにはこんな思いがありまして、
 
日本の服作りが今先細っているのが現状で、
 
アパレルにおいて日本製のシェアはたったの2.3%しか無いんですよ。
 
 
111-15-0414
¥26,400
 
 
今井:
えっっ!?
 
知らなかった、、、そんなに少なかったんですね!!
 
 
113-15-0666
¥27,500
 
 
長谷川社長:
はい、
 
ジャージ素材に至っては1%を切ってます。
 
この2%しか無いということは裏を返せばその物作りがちゃんとしたところしか生き残れなかったということなんです。
 
そこでこの日本製にしか出来ない技術を世界に広めたい、
 
「日本の服作りを世界へ」
 
そういう思いが強くなりました。
 
そして消えないよう皆さんには買うことで日本製品を応援していただきい。
 
まずはそんなところからスタートしましたね。
 
ブランド名「GOOD PEOPLE GOOD STITCHING GOOD PRODUCT」の
 
GOOD PEOPLEは真剣に取り組む人たち、
 
GOOD STITCHINGは技術を持った縫製、
 
GOOD PRODUCTはそれらの結晶となった製品という意味になります。
 
 
114-45-0131
¥58,300
 
 
今井:
なるほど、、、
 
この話だけで長谷川社長の熱い思いがとても伝わりました!
 
どんな人に着てもらいたいと思っていますか?
 
 
114-45-0130
¥53,900
 
 
長谷川社長:
例えばファストファッションなんかに飽きた人たちへ。
 
しっかりとこだわりを持った「理由のある服」を求める方に向けたプロダクトです。
 
 
112-65-0011
¥38,500
 
 
今井:
なるほど、
 
その理由って言うところにもう少し深掘りしてお聞きしたいんですが、、、
 
 
116-05-0333
¥24,200
 
 
長谷川社長:
はい、
 
まず「GGG」が目指すものは「素材を活かすこと」なんですね。
 
その為にわたしたちは今まで培ってきた技術を元にミシンを自分たちで改造して、
 
試行錯誤を繰り返して来ました。
 
そしてついに私達の工房にしかない、
 
もっと言うと世界で「MARUCHO」にしか無いミシンを手にいれたんです。
 
ただそのミシンを扱えるのも熟練した職人ありきですし、
 
生産製を上げるにはその特殊なミシンも台数を増やす必要がありお金も時間もかかり大変苦労をしました。
 
 
 
 
今井:
いや〜〜、
 
そのミシンを自分たちで改造してみようというさらに上を目指す思考に感服しました。
 
 
 
 
長谷川社長:
ありがとうございます!
 
そのミシンを使った縫製技術というのが、
 
生地と生地を縫い合わせるところを極限まで薄く出来るというものなんですね。
 
例えばウイメンズで今人気の薄く透ける素材「シアー」なアイテムなんかは
 
せっかく透ける薄い素材なのに縫い目が太く厚みが出てしまうとシルエットも壊すし、
 
素材の良さが活かせない。
 
だけどに縫い目が極限まで薄いと綺麗なドレープも出ますし着心地も軽い。
 
「なんか綺麗。」
 
そう感じてもらえるんです。
 
またジャケットなどは通常生地が重なり合う縫い目はパイピングで処理するか、
 
 
 
 
裏地を使って隠すことになるんですが、
 
 
 
 
通常膨らんでしまう縫い目の重なりが薄いとゴロつくことなく、
 
 
 
 
しかも裏地を使わないので軽く仕上げることができます。
 
首周りや袖口のリブ素材なんかも折り返す必要がなくなるので膨らまず軽くて気持ちいい。
 
 
 
 
今回SHIPSさんに入っているバランサーキュラーのジャージシャツは脇のところなんかの巻き縫いが、
 
 
 
 
5mmの厚みで生地が3枚4枚と重なるのが通常ですが、
 
このシャツはなんと1mm!
 
 
 
 
せっかく柔らかい生地なのに縫い目が硬いってのはもったいないですよね。
 
 
 
 
今井:
確かに!
 
長谷川社長は「素材を活かすこと」っておっしゃってましたもんね。
 
世の中がほんとはやりたかったけど出来なかったことにチャレンジしたということですね。
 
素晴らしいです。
 
 
326-05-0842
¥39,600
 
 
長谷川社長:
またこの私達の改造ミシンによる縫製は今よく言われるSDGsにも貢献するところがあって、
 
6mmが1mmになることで素材を無駄にしない。
 
これもチリも積もればというお話ですからね。
 
 
312-25-0037
¥25,300
 
 
今井:
なるほど〜。
 
深いですね。
 
 
長谷川社長:
あと面白い試みで「GGG」では継ぎ目のステッチの色を変えるデザインも取り入れました。
 
 
316-05-0841
¥20,900
 
 
普通工場としては縫い目って継ぎになるのでどちらかというと隠したいところなんでそんなことはやりたがらない。
 
 
 
 
やっぱりボコボコして綺麗ではないし糸の始末が大変だったり。
 
 
 
 
ですが敢えて縫製をデザインに取り入れることが出来たのはその技術力によるものなんです。
 
デザインはスタンダードだけどステッチの変化が軽くポイントになって、
 
ちょっと刺さる。
 
 
 
 
そう感じていただける大人のお客さまにお勧めしたいですね。
 
 
316-15-0108
¥18,700
 
 
今井:
そう言われたら確かに一般的な3本針のミシンで色を変えて縫うとかなりカジュアルな印象になってしまいますよね。
 
でもこのカットソーはとっても綺麗!
 
 
316-05-0841
¥20,900
 
 
まるで額縁のように綺麗でもうアートですね!笑
 
 
長谷川社長:
ありがとうございます、、、笑
 
けどほんとにそれぐらい綺麗なのが自慢なんですよ。
 
 
316-15-0107
¥19,800
 
 
今井:
長谷川社長たくさんお話聞けて楽しかったです!
 
お忙しい中、
 
なんばパークスまでお越しいただきありがとうございました。
 
あとはしっかり長谷川社長に熱い思いを胸にこれからも「GGG」お客さまにお勧めしていきます!
 
 
311-15-0564
¥31,900
 
 
長谷川社長:
とんでもないです。
 
こちらこそ宜しくお願い致します!
 
 
 
 
長谷川社長の印象はとっても穏やかなお人柄でお話しやすく、
 
とても丁寧な印象を受けました。
 
 
 
 
ですがひとたび話になると真剣な眼差しで熱い思いを語る。
 
だからこそ日本のアパレル製品をここまで引き上げれた人物なんだなと、
 
会ってよくわかりました。
 
 
 
 
わたしはドレスクロージング担当なので、
 
その目線から見るとスーツやシャツなどは手縫いの方が優れていると言われますが、
 
同じアパレルでもカジュアルウェアのカットソーの世界は真逆の機械ありき。
 
でもその機械はひとの手先となり、
 
つくり手の情熱を纏って動かされている。
 
そう考えると量産される工業製品とは一線を画すものであり、
 
すなわち「MARUCHO」の機械は手縫いとなんらかわらない。
 
そう感じましたね。
 
 
 
 
どちらにも共通して言えるのが着心地の良さ。
 
行き着くところはそこなのかなと。
 
つくり手が時間を惜しみなく手間かける値打ちがそこにあります。
 
 
 
 
ということでぜひ期間中「GGG」の商品を見に来てください。
 
たくさんの人に世界最高峰の日本製品を着ていただきたいですね。
 
現在ポップアップは名古屋ラシック店でも10月15日(日)まで開催中。
 
続いて10月19日(木)から11月5日(日)まで二子玉川高島屋店と新宿フラッグス店にて開催します。
 
お近くの方はぜひ足をお運んでいただければ幸いです。
 
 
では皆さまのまたのご来店お待ちしております。
 
ありがとうございました。
 
 
 
P.S
長谷川社長、
 
New Balanceのスニーカーお買い上げありがとうございました! 
 
またお待ちしてます 笑
 
 
 
 
SHIPS なんばパークス店 ベレ兄
 
 
 
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