SHIPS 銀座店 <MEN>

2014 15 Jun

『Father’s Day』

 

こんにちは、シップス銀座店の栗田です。

 

6月15日は父の日だ。

 

照れくさいからとか

W杯の日本戦だったからとか、

別に…。といって

プレゼントや感謝の言葉を

贈らなかったという人も

多いのではないだろうか。

 

「親孝行、思ったときには親は無し。」

ボクもそのうちの一人だ。

 

親の金で大学まで行かせてもらいながら

給料を稼ぐようになったら

今まで自分ひとりの力で

生きてきたような顔をしていた二十代の終わり、

ボクの親父は逝ってしまった。

 

そんなダメなボクを息子のように

可愛がってくれる(ボクはそう感じている)

親父たちがいる。

 


 

多い時は週に3度召集がかかり、

夜の銀座を連れまわす親父。

「こら小僧ッ」と始まる。

話の7割はお説教なのだが

いちいち正論なので返す言葉が見つからない。

この会で引き合わせてくれる多くの人々が

ボクの財産となっている。

 

「栗田さん、まだですかぁ~。」

今日のブログはまだ出来ていないのかと

催促の電話を掛けてくる親父。

鋭い批評やダメ出しも多いのだが

FACEBOOKで

必ずいいね!とシェアで宣伝してくれる。

おかげでブログの認知度が高まった。

 

「シップスで働いてて、ニューヨークに

行ったこと無いのはマズいだろッ。」

東銀座のロックバーで銀座店スタッフに

音楽やファッションの話に交えて

ボクらの知らないシップスの歴史や

これからの未来を聞かせてくれる親父。

さりげなく会計を済ませて黙って店を出る。

先を歩くその後姿が全てを物語っている。

 

共通して言えることは

ボクはとにかくよく叱られるということだ。

服のこと店のこと ブログのこと

社会人として洋服屋として男として…。

 

「また始まったよ…。」とは言わない。

言われている内が華だ。

 

感謝の思いを伝える日が

一年に一度である必要は無い。

毎日が父の日であり、母の日なのだ。

「親父、いつもありがとう。」

 

親父の小言と冷酒はあとで効く…。

 

また次の日曜日にお会いしましょう。

with a sunny smile!