SHIPS 銀座店 <MEN>

2014 13 Jul

『博多祇園山笠』

 

こんにちは、シップス銀座店の栗田です。

 

シップスに入ってまずやったことが

先輩のマネをすることだった。

 


 

服の着こなしやパンツの丈の長さ

立ち姿やしゃべり方のマネをした。

飲み屋で頼む酒や

タバコの吸い方までマネをした。

 

「最近、○○くんに似てきたね。」

なんて言われると妙に嬉しかった。

 


 

のちに後輩ができ

説教(いや指導だ)する時も

今まで散々言われてきたことを

なぞるように言ったりした。

 
 

そのマネ癖は、

大人になった今でも変わっていない。

 
 

「それ、俺がお前に言った言葉だろ。」

 

ブログで書いた内容の多くに

先輩から頂いたカッコイイ話を

遠慮なくマネさせて頂いている。

 
 

「いやっ、そのぉ〜っ、

えぇ~尊敬と言いましょうか、

オッ、オマージュっす。」

 

苦し紛れの言い訳をするのだが本心だ。

 


 

先輩たちの着こなしや

何気なく発せられた一言が

ボクの心をしびれさせる。

 

先輩たちへの憧れを表現する方法が

マネなのだ。

 

そのマネのことをボクは

伝統と呼ぶのだと思う。

 


 

博多祇園山笠が始まった。

山にのぼせた(山笠に夢中になった)

水法被に締め込み姿の勇壮な男たちが

博多の街を駆け抜ける。

 

 


 

彼らもまた、幼いころから父親や

近所のおいしゃんたちの背中をマネてきた。

 

締め込みの巻き方をマネし

舁き縄さばきをマネし

流のしきたりをマネし

祝いめでたの節回しをマネして

一人前の博多の男になっていく。

 
 

そして山笠が始まると

留守がちな男たちを影でささえ、

家族をしっかりと守るのが博多の女なのだ。

 

彼女たちあっての山笠だということを

男たちは肝に銘じている。

 


 

そうやって彼らは山笠の伝統を

700年以上もの長い年月の間

守り続けてきているのだ。

 

15日の追い山で祭りはクライマックスを向かえ

男たちのボルテージはピークに達する。

 

山笠が終わって夏が来る。

 


 

♪いつか君行くといい

博多には夢がある

できるなら夏がいい

祭りは山笠♪

 

また次の日曜日にお会いしましょう。

with a sunny smile!