SHIPS 銀座店 <MEN>

2017 08 Dec

『To My Dearな昼下がり』 scene④

 

毎度、忙しくさせてもらっております

シップス銀座店の栗田です。

 

『To My Dearな昼下がり』

scene④

 

「昼飯たべたら、

シップス行こうって約束したじゃんッ!」

 

思ったより大きい声が出て

自分でも驚いてしまい、

ちょっと恥ずかしい。

ボクたちは今

最近流行のハンバーガー屋を

出たところだ。

 

「何でキレてんの?

すぐ怒る男ってサイテイよ。

レコード屋でPUNPEEの新譜を

チェックするって言ったはずよ!」

 

「誰だよパンピーって?

"短気" にもなるさ、

ボクが見たいのは "PUNPEE" じゃなくて

"歓喜" に満ちた君の笑顔って "感じ" だ 。」

 

今年はシップスで

お互いのプレゼントを選ぼうと

話していたばかりだったので

ついムキになってしまった。

 

 

「何それ?

韻踏んでるつもりかしら?

PUNPEE知らないの?

HIP HOPを中心にした

稀代のトラックメーカーなのよ。

『水曜日のダウンタウン』の

オープニングも彼の曲よ。」

 

「 そんなの "知ん" ねーし、

"韻" なんて踏んでな "いん" だ。

踏むのは "地団駄" 、

今は買い物の "時間だ" !」

 

ボクは彼女に内緒で

BEGG&COのストールを

お取り置きしてもらっている。

もちろん彼女へのプレゼントだ。

 

「わかった、わかった。

レコード買ったら、シップス行こう!

PUNPEEのレコード聴いたら

あなたもきっとHIP HOPを

好きになるはずよ。」

 

そう言うと彼女は

ボクの手を取って、

シップスとは反対の方向に向かって

歩き出した。

 

「YO、YOよせよ~。」

 

「その調子、その調子」

 

「この赤いダウンベストは

去年、私があげたものよね。」

 

「そう、君からの "プレゼント"

赤い "CRESCENT" 。

君の帽子は "ズレてんぞ" 」

 

「今年はどうする?」

 

「"迷わず" "TATRAS" !」

 

ボクの『To My Dear』は、

彼女 a.k.a 稀代のトラックメーカー

だね。