SHIPS 銀座店 <MEN>
『To My Dearな昼下がり』 scene④
毎度、忙しくさせてもらっております
シップス銀座店の栗田です。
『To My Dearな昼下がり』
scene④
「昼飯たべたら、
シップス行こうって約束したじゃんッ!」
思ったより大きい声が出て
自分でも驚いてしまい、
ちょっと恥ずかしい。
ボクたちは今
最近流行のハンバーガー屋を
出たところだ。
「何でキレてんの?
すぐ怒る男ってサイテイよ。
レコード屋でPUNPEEの新譜を
チェックするって言ったはずよ!」
「誰だよパンピーって?
"短気" にもなるさ、
ボクが見たいのは "PUNPEE" じゃなくて
"歓喜" に満ちた君の笑顔って "感じ" だ 。」
今年はシップスで
お互いのプレゼントを選ぼうと
話していたばかりだったので
ついムキになってしまった。

「何それ?
韻踏んでるつもりかしら?
PUNPEE知らないの?
HIP HOPを中心にした
稀代のトラックメーカーなのよ。
『水曜日のダウンタウン』の
オープニングも彼の曲よ。」
「 そんなの "知ん" ねーし、
"韻" なんて踏んでな "いん" だ。
踏むのは "地団駄" 、
今は買い物の "時間だ" !」
ボクは彼女に内緒で
BEGG&COのストールを
お取り置きしてもらっている。
もちろん彼女へのプレゼントだ。
「わかった、わかった。
レコード買ったら、シップス行こう!
PUNPEEのレコード聴いたら
あなたもきっとHIP HOPを
好きになるはずよ。」
そう言うと彼女は
ボクの手を取って、
シップスとは反対の方向に向かって
歩き出した。
「YO、YOよせよ~。」
「その調子、その調子」
「この赤いダウンベストは
去年、私があげたものよね。」
「そう、君からの "プレゼント"
赤い "CRESCENT" 。
君の帽子は "ズレてんぞ" 」
「今年はどうする?」
「"迷わず" "TATRAS" !」
ボクの『To My Dear』は、
彼女 a.k.a 稀代のトラックメーカー
だね。