SHIPS 銀座店 <MEN>
『左手の話』
こんにちは、シップス銀座店の栗田です。
「素敵な時計ですね。」
今週末まで開催されたWポイントフェアにお招きした
お客様のジャケットの袖口からチラッと覗く時計に
ついつい視線が行ってしまう。
外資系保険会社のバリバリの
スーパーエリート外交員で
仕事には大変厳しい方だ。
ちょくちょく仕事の相談などさせて頂いたりする、
ボクの師匠でもある。
時計にもとても造詣の深い方なので
いつも、いわゆる高価そうな時計をされている。

「巻いてみなよ」と
まるでテーブルのコショウでも取るかのように
わりと気楽に渡してくださった。
「パテックの5159g-001っていってさ」
「 ええっと、ちなみにこの時計は、そのぉ・・・。」
聞かないほうが良かったと思うよと前置きして
「参考価格で1100万円位だったかな」
慌ててお戻しした(汗)。
お客様の腕時計が
どこのブランドのものか?とか、
ましてや金額がいくらぐらいするものなのか?
などという無粋な質問をボクは決して・・・、
いや、けっこうする・・・か。

ただ、それによって
お客様の値踏みをするような
ゲスな考えは毛頭無い。
(ボクの頭の毛も無いのだが・・・。)
神に誓おう。
(少ない髪にも誓おう。)
では、何が目的かと聞かれれば、
時計にまつわるストーリーに興味があるのだ。
何故その時計なのか。
夢や憧れ、期待、こだわり
自らへの投資、結婚、出世などなど
多くの男の腕時計には、
理由(わけ)がある。
そして決まって皆、良い表情で話してくださる。
シップスの服もそうありたいと常々思っている。
もう少し詳しく時計にまつわるエトセトラを
お聞きしたくなったので
ここは銀座かと疑いたくなるほど
激安の居酒屋にお連れした。
一杯280円のビールジョッキを持つ手には
1000万円の時計が巻かれている。
そのコントラストがまた、美しい。
また次の日曜日にお会いしましょう。
with a sunny smile !